製品表面の微小形状の観察や元素分析は、研究開発や品質管理において重要な課題となっています。

当センターでは、公益財団法人JKA(競輪)の補助により、比較的簡単に電子顕微鏡観察と元素分析ができる、(株)日立ハイテクノロジーズ製卓上型走査電子顕微鏡TM4000Plusと付随するブルカー製エネルギー分散型X線分光分析装置Quantax75を新たに導入しました。

平成31年3月6日(水)には、技術研修「使いたくなる卓上型走査電子顕微鏡セミナー」をキックオフセミナーとして開催し、走査型電子顕微鏡を用いた観察・分析について、基礎的な内容から装置の紹介・実演までメーカの協力により研修を行ないました。県内の金属製品、化学、精密機器、電気機器、プラスチック、医薬品、食料品等の幅広い分野から17社25名のご参加をいただきました。受講者の皆様からは、「原理や操作説明がわかりたすかった」、「次回はこの電子顕微鏡を利用したい」など好評をいただきました。

本装置は開放機器として、担当職員の操作指導によりご利用(有料)できます。ご利用についてのお問い合わせは金属担当までお願いいたします。

セミナー(講義)の様子 セミナー(実演)の様子