11月26日(木)に、一般社団法人大分県食品衛生協会の河野昭二氏を講師にお招きし、本年度第1回の標記研修会「HACCP導入に向けて その2~一般衛生管理~」を開催しました。今回はコロナウィルス感染対策として、Web配信形式も取り入れ、半数以上の方にリモートでご参加いただきました。
HACCPは危害要因の分析(Hazard Analysis)と安全を確保するための重要管理点(Critical Control Point)の設定から成り立ち、土台となる一般衛生管理は非常に重要です。HACCP導入は難しいと思われがちですが、日頃から一般衛生管理が十分に機能している事業者にとっては、それほど難しいものではありません。
全ての食品等事業者に「HACCPに沿った衛生管理」を義務付ける食品衛生法の改正が本年6月1日に施行されており、1年間の経過措置期間ののちは対応が必須となります。まずは一般衛生管理で対応が必要な施設・設備や従事者、使用原料等の衛生管理を再度ご確認いただき、HACCP導入に取り掛かっていただきたいと思います。今後もHACCP関連の研修会を開催予定ですので、ぜひお役立てください。
(食品産業担当 高木 喜保)