平成30年9月27日(木)、一般社団法人人間生活工学研究センターより畠中順子事務局長をお招きし、ユニバーサルデザイン・人間生活工学から学ぶ「人にやさしいものづくりセミナー」を開催しました。大分県でのセミナーは今年で初めての開催となり、当日は6社13名の方が参加されました。
一般社団法人人間生活工学研究センターは1991年に設立され、人間生活工学に関する産学官連携の場を社会的役割とし、人間特性、生活特性、生活価値を科学的・工学的に把握し、ものやサービスに反映することで安全・安心な社会の構築と国民生活の向上に寄与することを目的とし、さまざまな事業活動を行っています。
第1部では、人にやさしいものづくりについての製品開発のプロセスや具体的な製品事例、人間生活工学製品機能認証についてのご紹介がありました。
企業からは「お年寄が困っているのをしょっちゅう見るので、使いやすいものがたくさん出るといいと思った。」「人間中心設計プロセスが具体的にまとめてあった。開発時に行っているが、体形的にまとめてあり、分かりやすかった。」「分野別の認証制度の事例などがあるとよい。」等様々な感想がありました。また、第2部の個別相談会では自社製品開発に対し、人間生活工学の視点からのアドバイスを求める積極的な声も聞かれました。

昨今の社会情勢を踏まえ、ユニバーサルデザイン、人間工学の視点を取り入れた商品開発は重要と考えられ、今後もセンターでは積極的な支援を行っていきたいと考えております。

セミナーの様子