電磁界を有効活用するための基礎知識の習得を目的とした技術者向けの研修「はじめての電磁界活用基礎講座 in 大分」を、7月7日に開催しました。九州北部地方の記録的大雨の中の開催でしたが、県内の企業と学校から18名(定員)が参加されました。
講師には、電磁界解析ソフトウェアJMAG-Designerの開発元である(株)JSOLの近藤隆史 様、伊賀山泰子 様、瀬々英里 様をお迎えしました。
研修の前半ではまず、電磁気学の基礎や磁気回路の基本、磁石と磁性体、電磁界解析に必要な用語や考え方などについて、図表を多用しながら初学者にも分かりやすく説明をしていただきました。研修の後半では、より実践的なトピックスとして磁性材料に生じる鉄損を焦点に、その発生原理や計算手法について、事例を交えながら講義をしていただきました。
元々長時間の講義を、大分での開催に合わせてアレンジした内容でしたが、短時間ながら理解し易く、かつ実践的な事項が凝縮された研修でした。終了後のアンケートでは全ての参加者から、今後の業務に役立つ研修だったとの高い評価をいただきました。
研修の様子